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円形脱毛症は一つの病名ですが発症の順番や場所などである程度の分類ができるように思えます

第3章 円形脱毛症の分類
(この章に記載されている内容は鍼灸師・理容師としての見解であることを了解の上読み進めてください)

円形脱毛症の症状を多数観察していきますとある一定のパターンのようなものが見受けられる場合があります。それを東洋医学的また西洋医学的な考え方から、あおい堂鍼灸院独自の考察を行います。

☆円形脱毛症の発生部位
多くの円形脱毛症を見ていくと様々な脱毛の様相がありますが、多くのケースを見ていくと初発部位(最初に抜けた場所)により大まかに分類をすることができます。それらを当ホームページでは東洋医学的な見地から独自の名前をつけて区別していきます(学会などで認められている公式な名称ではありません)。分類は主に初発部位及び続発部位、罹患者の東洋医学的身体特徴を関連付けて判断しています。

 @太陽経脱毛(たいようけいだつもう)
これは経絡(気の流れ道)の中の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)に沿って脱毛部が発症するものです。西洋医学的な解釈では大後頭神経付近に発症します。発生当初は後頭部の正中線(中心線)よりやや左右の両脇に発症する場合が多くあります。単発(脱毛部が一箇所)から多発(脱毛部が複数)になる場合、前後左右対称に発症していくような特徴があります。
 東洋医学的に太陽経脱毛の方を見ますと脾胃と腎の弱りが見受けられることが多いです。すぐに回復する場合も多いですが、重症化すると太陽経脱毛から少陽経脱毛(後述)へと移行することがあります。
 当院での鍼灸治療としては脾・胃・腎の健全化を中心とし、大後頭神経走行部に対しての治療になるケースが多いです。
 
A少陽経脱毛(しょうようけいだつもう)
 これは経絡の中で少陽胆経(しょうようたんけい)に沿った部位に発症するものです。西洋医学的な解釈では小後頭神経及び耳介側頭神経に沿った部位に発症します。発生当初は左右側頭部、特に耳周辺の髪際部やコメカミ付近に発症する特徴があります。東洋医学的に少陽経脱毛の方を見ますと肝・脾・胃の弱り、及び血虚(けっきょ)と呼ばれる血の働きの少ない方が多いのが特徴です。
すぐに回復する場合も多いですが、重症化するといわゆる蛇行型脱毛へと移行することがあります。
 今までのケースを見ていると病院では単発であっても蛇行型脱毛、またはその可能性が高いと診断される方が多くいるようです。
 当院での鍼灸治療は心・肝・胆・脾・胃に関わる治療と耳介側頭神経・小後頭神経走行部に対する治療になるケースが多いです。

 B陽明経脱毛(ようめいけいだつもう)
  これは経絡の中で陽明胃経(ようめいいけい)・陽明大腸経(ようめいだいちょうけい)に沿った部位に発症するものです。
 西洋医学的には眼窩上神経、滑車上神経の走行部位付近に発症します。
 発生当初は主に前頭部に集中して発症します。東洋医学的には脾胃の働きが弱りが見受けられることが多いです。すぐに回復する場合も多いですが、重症化すると全頭に及ぶ汎発的な脱毛部を形成する場合があります。
 当院での治療は主に脾胃の働きを健全化することを中心に行います。

 C厥陰経脱毛(けっちんけいだつもう)
 これは経絡の中では厥陰肝経(けっちんかんけい)の流注(ルチュウ:気の流れ道で体表以外も含むもの)上、最終地点である頭頂部付近に発症するものです。
 東洋医学的には上実下虚といい、本来全身に満遍なく巡っているはずの気が頭部に集中してしまった状況が多く見受けられます。
 単独で発症する場合もありますが、多くは上記@ABの脱毛の途中で発症し、最後に治る場合もあります。
 当院での治療は上実下虚を正し、補肝(東洋医学上の肝の働きを高める)疎肝(東洋医学上の肝の働きを鎮める)補血(東洋医学上の血の働きを高める)を中心に行います。
   
 
D風府脱毛(ふうふだつもう)
 これは経絡の中では督脈(とくみゃく)上のツボである風府付近に発生するものです。
 東洋医学的には風(ふう)と呼ばれる邪気が影響しているものと考えられます。ツボの名前である風府とは風が府(集まるの意)です。
 単独で発生する場合もありますが、@ABの脱毛の途中で発症し、比較的最後に治る場合も多いようです。
 当院での治療は去風(風を去らせる)、理気(気を巡らす)、補腎(東洋医学上の腎の働きを補う)を中心に行います。


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